自宅で自然染めをやってみました!
前回の記事で自然染について書きましたので、今回は布や羊毛を染めてみようと思いました。
まずは染めたい布と羊毛を集め、100%リネンや綿などを買っておきました。次は精錬水洗をしてから色がちゃんと沈むように媒染しました。次は使ってみたい材料を藍熊染料という店で注文しました。カッチ(タンガラ)の粉、えんじゅ、紅花と藍染の大和藍セットを購入し、ラミー麻生成生地も購入しました。
ラミー麻生成生地です
藍染をしてみたかったのですが、もう少しやりやすい方法がいいと思って大和藍セットを使ってみました。バケツに分厚いレジ袋を敷いて、藍の粉を入れて、水を加えたら羊毛と布を入れてみました。どこかのネット記事でクチナシで染めた布の上に藍を染めたら緑になると読みましたが、大失敗でした。
次に気になったのは「槐」という材料です。聞いたことがありませんでしたが、購入しました。調べたら「槐」という木のつぼみ部分を乾燥したものが原料だそうです。出汁用袋に入れて、染めてみました。染めた後に鉄で鉄媒染液を作って、入れてみたらオリーブグリーンになりました!鉄の入っている液体に入れたとたんに色が変わっていて、すごかったです!
3番目は紅花で染めてみました。100グラムを購入しましたが、その量では100グラムぐらいの布しか染められないらしいです。そしたら1キロの布には1キロの紅花が必要です。紅花の匂いはかなり強くて、きちんと換気する必要があります。紅花で2つの色に染めることができます。水に紅花を入れて、浸して黄色い色素を出し、布などを黄色く染めます。クエン酸を入れたら赤になりますが、クエン酸がなかったので、なしで染めました。
最後にカッチ(タンガラ)の粉です!暖かい茶色になるはずで、かなりの量の布などが染まるらしいです。今回はかなり時間がかかって、粉を水に入れて、ちょっと温めてから一晩おいておきました。そしたら更に濃い茶色になりました。次の日の朝に羊毛、糸と布を染めてみました。理由は分かりませんが、カッチはあまりうまくいかなかったです。色はかなり浅くて、ネットで調べたらアイロンが入っている水に入れたら濃くなると書いてあったので、試してみましたが、グレーになりました!グレーも好きなので大丈夫でしたが、ちょっと失敗しました。
様々な材料を使ってみて、とても面白かったです!ネットで染め方等を調べる時に色々なやり方があるので、自分で色々試してみて、経験と知識を重ねながら自分なりの染め方を学んでいくのが面白いです!