はじめまして、多治見市
日本に来て以来5年以上、ずっと東京に住んでいました。日本各地へ旅行も頻繁に行きましたが、他の都市に住むことを考えたことはなかったです。リモートワークがメインとなったことにより、東京や大都市以外で滞在することに興味が湧いてきました。そして、最終的に日本の陶芸に惹かれ、焼き物の産地である岐阜県多治見市に滞在することになりました。

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多治見市の第一印象
多治見市は岐阜県でありながら、名古屋駅からJR快速列車で約38分で到着でき、思ったよりも近くて初めて来た時にびっくりしました。多治見市に住む前には、ここへ訪問する機会がありませんでしたが、今回の記事は滞在開始から1ヶ月程度を経て、多治見市への印象を書きます。
タイルの町
多治見市は、モザイクタイル発祥の地であり、今も日本国内一の生産量を誇っている町です。ここの街を歩くと、時々モザイクタイルによる作品と飾りも見ることができ、モザイクタイル工場とモダン的な要素を取り入れる工房が多いです。
タイル製造工房の仕事風景です。

また、2016年開館した「多治見市モザイクタイルミュージアム」は、多治見市で一番有名な観光スポットとも言えます。建築家・藤森照信氏の設計とデザインによる建築では、焼き物の原料となる「粘土」をモチーフとし、外観の壁は、土を採掘するので崖のような「土の壁」となっています。
館内では、地域のモザイクタイルの歴史、変遷と現代のタイルなどをテーマとして展示し、実際にタイルを注文することができるコーナーがあります。正直なところ、初めての多治見市観光は、モザイクタイルミュージアムに訪れる方が多いと思われますが、タイルと焼き物の魅力を身近に感じたい場合は、街の中を探索するか、実際に工房を訪れるのがおすすめです。
焼き物のまち
多治見市と周辺の土岐市・多治見市・笠原町・瑞浪市などで作られている伝統的な陶磁器は「美濃焼」と呼ばれています。多治見市に来る前にも日本の陶磁器に対する興味がありましたが、正直に言うと外国人の私にとって美濃焼への印象は薄かったです。
磁器土を生産する工場
実際に多治見市に滞在してみると、美術館や街の中にも陶磁器を扱うお店やギャラリーが多く、お出かけの際に気軽に触れることができます。私も自ら作陶したい思いが強くなりました。また、多治見市だけではなく、近隣の市から道具、粘土と原料などを買えることもあり、さらに自分のなかで日本の陶磁器に対する興味が深くなったように感じています。
町を囲む川が大きい

車が思ったより多い
都市部への交通アクセスは便利な方だと思いますが、多治見市は車社会のようです。朝と夕方になると、街の中の車がとても多いです。夜になっても、車もそこまで減らないので、あまり夜には外で散歩する気がないのは正直なところです。
一方、多治見市では、さまざまな街づくり・実証実験事業に取り組んでいるので、街の中でも離れているところでも、HELLO CYCLINGというシェアサイクルの拠点が多いです。電動自転車なので、坂が多い多治見市での生活にとっては便利です。また、駅前で観光向けの「たじみレンタサイクル」というサービスがあって、リーズナブルな値段で電動自転車を借りることができ、ガイド付き半日サイクリングツアーも開催しています。
小さなお店、カフェが多い










