秋の訪れを告げる赤い花!彼岸花の由来と、埼玉県幸手市の名所を紹介
首都圏である埼玉県には、都心からのアクセスが便利で、人気の川越はもちろん、自然豊かな街並みや隠れた名所など、見どころがたくさんあります。幸手市にある彼岸花(ヒガンバナ)の名所「県営権現堂公園」で、美しい彼岸花を眺めながら散歩できます。
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実はお花の町?埼玉県幸手市
県営権現堂公園は、桜と菜の花の名所として知られ、幸手市の代表的な春スポットとなっています。首都圏で桜と菜の花を同時に楽しめるスポットは結構珍しいですね。
9月中旬から10月上旬にかけて、権現堂桜堤は彼岸花一面の真っ赤になります。園内では、約500万本の彼岸花が咲き誇り、毎年多くの地元の人やカメラマンが訪れています。
幸手駅から県営権現堂公園まではバスで約8分、運行本数が少ないので、訪れる際には注意が必要です。 公園の入り口付近では、すでに彼岸花が咲いているのを見ることができます。
彼岸花が咲き誇って、まるで赤い絨毯
彼岸花はどんな花?怖いと言われた理由
真っ赤の彼岸花には、妖艷、強烈なイメージがありますが、有毒植物であり、怖い別名が多いので、不吉や怖いとよく言われています。
彼岸花は、仏教用語の「天の花」の意味で「曼珠沙華」となり、花と葉が同時に出ないので、韓国では「相思華」と呼びます。花と葉がお互いを見ることが出来ない不思議なお花で、他の植物の成長サイクルとは違いますね。
道端に群生してる彼岸花
彼岸花は毒があり、食べると下痢、嘔吐、痙攣、呼吸困難を引き起こすことがあり、死に至る可能性もあります。一方、昔の人は亡くなった方、先祖のご遺体を守るため、よくお墓の近くにあるところに彼岸花を植えます。その毒性を活かして、モグラやネズミなどの動物除けとして使われていました。ですので、彼岸花はよく死亡のイメージを連想させます。
こんな神秘的な彼岸花を見たいなら、運が必要です。彼岸花は長くは咲かず、大雨の後に同時に大量に咲くこともあるので、雨の翌日に来るのが無難です。
鮮やかな赤い花以外は、たまには白や黄色の彼岸花もある
彼岸花一面の真っ赤が絶景
公園を散歩したり、お休み処で軽食やコーヒーを楽しんだり
両脇の道を埋め尽くす花々
平日の早朝でも、多くの人が写真撮影のために訪れていました。秋の涼しい天気を連想させ、意味も魅力的なお花ですが、花の美しさだけではなく、観賞の仕方や視点も多様ではな無いでしょうか。
県営権現堂公園
住所:埼玉県幸手市内国府間887-3
アクセス:東武日光線幸手駅より朝日バス「五霞町役場」行きバスに乗車し、「権現堂」で下車
公式HP:http://www.gongendo.jp/