日本での温泉体験から見る、タイの温泉との比較
冬といえば温泉は最高ではないでしょうか!私は温泉に入ると疲れがとれてほっとします。
そもそも「温泉」とは?
温泉といえば地下から湧き出る温かいお湯というイメージですが、温泉法と呼ばれる法律により、地下から湧出する水で、温度が25度以上のもの、または一定の温泉としての成分物質を規定値以上に含んでいるもの、または、一定の含有割合(1000mgあたり1g以上)で含んでいるものと定義されています。
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日本の温泉
日本の温泉のはじまりの時期は定かではありませんが、日本書紀などの古い書物に「天皇の温泉行幸」にまつわる記述があり、奈良時代には既に広く「温泉」の存在が知られていたようです。
日本は地形的に火山帯の上にあり、火山性の温泉が多いことから、その存在が歴史的にも早くから知られていたものと推察されます。現在、日本の温泉地は3000、源泉地は27000ほどあるとされており、その数からも温泉は日本の文化の一つといえます。
初めての日本の温泉に入る時
私はタイから来ました。暑い国なのでタイでは温泉があまり人気ではありませんが、タイの北部に温泉があります。
私はタイの温泉に入ったことがありますが、初めて日本の温泉に行くのは全然違います!
日本では基本的に温泉は裸で入りますが、タイは海外(他の国)でも水着を着用するのが一般的です。もともと、他人と裸でお風呂や温泉に入るという習慣がないので、このような日本の風習に戸惑う外国の方は多いようです。私も初めての時は戸惑って、緊張しましたが、次々に温泉に入れば入れるほど日本の温泉が好きな人になりました!
日本の温泉体験(草津温泉)
冬、草津温泉という日本三名泉の1つである温泉に行きました。とてもいい経験ができました!自然湧出量は日本一を誇り毎分32,300リットル以上、1日にドラム缶約23万本分もの温泉が湧き出しています。
さらに驚くべきことは、温泉の質です。日本有数の酸性度で、湯畑源泉のところはpH値はナント2.1です。雑菌などの殺菌作用は抜群です。草津温泉は古くからたくさんの人々の心と体を癒し続けてきた名湯といわれます。
草津温泉に行くのは温泉に入るためだけではありません。源泉周辺は観光地として発展させているところが多く、温泉に入る以外にも、温泉宿、温泉街、温泉文化などの景観や旅情を味わうのが日本的な温泉の楽しみで、多くを体験することができます。
特に草津温泉では伝統の湯もみが見学できます!草津温泉といえば、江戸時代から続く「湯もみ」です。「熱乃湯(ねつのゆ)」では、湯もみと踊りのパフォーマンスを見学できます。
草津温泉の源泉は95℃なので、湯もみは、草津の熱い源泉に入りやすくするために考え出された方法です。湯の温度を下げるだけでなく、湯をやわらかくし、湯に入る前の準備運動にもなります。
タイの温泉
上記に説明した通り、タイは暑い国ですが、温泉があります!タイの温泉は二種類に分かれます。
ひとつ目は、タイにもともと存在する温泉で、大体タイの北部にあります。一番有名なのはチェンマイにある「サン・カム・ペーン」という温泉があります。サンカムペーン温泉(Sankampaeng hot spring)は、チェンマイ市街から東へ約1時間30分程度の場所にある温泉公園です。
サンカムペーン温泉の風景
サンカムペーン温泉は、もともとはただ温泉が湧き出ているだけの場所でしたが、1984年12月に打って変わって温泉観光地としてオープンしたとのことです。公園内には温泉の湧き出し口があり、隣にある売店で卵を購入してゆで卵の調理ができます。ゆで卵は3個で20バーツで買えます。日本円だったら、79円です。竹かごの中に入っています。日本の温泉街でもよく見かけますね。
サンカムペーン温泉のメインとなる温泉には、以下3つの種類があります。
・個室入浴室(1人用)
・グループ用入浴室
・温水プール
個室入浴室とグループ入浴室はバスタオル以外に必要な物はありませんが、温水プールは水着が必須です。日本とは異なる温泉文化なのか共同浴場ではなく、タイでは個室の浴室がメインです。
次の種類は和風旅館温泉です。タイでは日本のことに関するものが結構流行っています。近年はタイ各地に、旅館や和風の宿泊施設まで続々と開業しています。いずれもチェンマイやバンコク、カオヤイなど日本人旅行者に人気の場所に位置しています。
旅館の中の、温泉のルールは日本と同じです。旅館の飾りも和風のように感じられて日本の旅館の雰囲気のロビーもあります。さらに、客室は畳部屋です。旅館によって庭園はありませんが、十分に日本を感じられる本格的な旅館です。
まとめ
上記に書いた通り、私はタイの温泉に入ったことがありますが、初めて日本の温泉に行くのは全然違います!文化から習慣に至るまで違いますので、初めての時は戸惑って、緊張しましたが、次々に温泉に入れば入れるほど日本の温泉が好きな人になりました!冬に、時間があればよく日本の温泉街に行きます!