東京近郊に紅葉を見に行こう!神奈川・秦野「震生湖」で秋ハイキング
東京の紅葉シーズンは12月中旬でほぼ終わりですが、この時期に東京を訪れるのであれば、近郊の紅葉狩りスポットがたくさんあります。観光客にはあまり馴染みがない、神奈川県にある秦野市には、「日本一新しい湖」である震生湖と、富士山を眺められる弘法山公園という2つの名所があります。ハイキング、ピクニックや散歩、カフェでのんびり過ごすのもおすすめです。
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秦野へのアクセス
秦野駅は新宿駅から小田急小田原線特急ロマンスカーで約1時間、急行で約1時間10分です。
震生湖 湖畔で散歩を楽しむ
秦野駅から震生湖までのバスは1日1本しかなく、しかも片道なので、帰りは別のバスに乗り換えなければならず少し不便なため、車で行くのもおすすめです。
バスを降りたら、有名な大山をはじめ、新東名高速道路沿いの山々を見ることができます。
公園の入り口は静かな散歩道
1923年の関東大震災で、神奈川県の渋沢丘陵の森や畑が崩れ、流れ出た地下水の通り道がふさがれました。その結果、自然湖が形成され、「震生湖」と名づけられました。
100年に満たないこの湖は、日本で最も新しい自然湖の一つとして知られています。湖の規模は大きくなく、歩いて20分ほどで一周できます。湖周辺は自然が豊かで、さまざまな淡水魚や約50種の野鳥が生息しています。
震生湖の紅葉の見頃は毎年11月下旬から12月中旬で、東京より少し遅めです。 水仙は1月中旬頃、ソメイヨシノは3月下旬から4月上旬頃と、季節ごとに異なる風景を見ることができます。
晩秋の朝霧が立ち込める
釣りの時間を楽しんでいる釣り客
風がないとき、湖は水鏡のようになる
湖畔の散策が素晴らしいので、歩きやすい靴をお勧めします。 湖の深さは最大10mにもなり、景観を保つためのフェンスもない場所があるため、歩行や写真撮影の際にはご注意下さい。
湖畔の福寿弁財天は、学問・技芸・開運などのご利益を祈願する神社として有名です。
7のつく日(7日、17日、27日)には、神殿内部を参拝できます。
この小さな神社は、湖を守るようなパワースポットです。
震生湖
住所:神奈川県秦野市今泉1814
アクセス:小田急線「秦野」駅北口で万年橋行きバスを乗り、震生湖で下車、徒歩3分
弘法山公園 運が良ければ富士山も見える?
浅間山、権現山、弘法山の間にある弘法山公園も、秦野市のおすすめハイキングスポットです。春には1,300本もの桜が、秋にはモミジが美しく、神奈川県内でも有数の桜と紅葉の名所となっています。展望台から眺める富士山は、関東の「富士見百景」のひとつです。
秦野駅から弘法山公園までは徒歩で約35分、険しい道のりではありません。
登り途中ですでに富士山が見えます。
平日でもハイキングに来られた人が結構います。
権現山展望台
権現山展望台からのパノラマ。天気が良い時は富士山や江ノ島まで見ることができます。展望台までの道はそれほど険しくなく、家族連れにも適しています。 帰りは来た道を戻る以外に、鶴巻温泉方面に下って温泉を楽しんでから帰るという選択肢もあります。
弘法山公園
住所:神奈川県秦野市栄町6-17
アクセス:小田急線「秦野」駅北口で曾屋弘法行きバスを乗り、弘法山入口で下車、徒歩20分
12月上旬の東京で紅葉を楽しむなら、都心から1時間ほどで行ける秦野市は日帰り旅に最適です。1日以上滞在するなら、箱根や小田原観光で旅を充実させることもできます。