タイで人気の料理といえば、日本食! 増えるタイと日本のフュージョン料理
現在、タイに日本料理の店がたくさん増えてきました。以前から、多くのタイ人が日本料理に結構ハマっています。ほとんどのデパートの中に3〜5店くらいの日本料理の店があります。タイで人気がある日本料理は例えばラーメン、寿司、刺身などです!!
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タイと日本の食文化(食事習慣)
タイ
タイの主食は米や餅米などのお米です。主菜は、お肉やシーフードや野菜などですが、もともと生で食べる文化がありませんでした。すべての料理は炒める、焼く、煮るなど、火を通して食べます。
タイは暑い国なので、なま物の中に細菌がよく増えます。さらに、新鮮ではないなま物を食べるとお腹が痛くなって、下痢になる可能性が高いです。しかし、現在は日本の食文化から影響されて、なま物を食べる習慣が増えてきました。さらに日本からの輸入も増えてきて、昔と比較したら現在タイには、たくさんの種類のなま物があります。
シーフードタレとナムプラータレ
タイ人は濃い味の料理を食べるのが好きなので、例えばヌードル店のテーブルの中央には、いつも調味料セット(ナンプラー、砂糖、トウガラシ、酢)が置いてあります。もし屋台に行ったらテーブルを見ると絶対「プリック・ナンプラー」(ナンプラーに刻んだ唐辛子やニンニクやライムなどを入れたもの)というソースがあります。味をもっと濃くするため、プリック・ナンプラーは、よく焼飯やカウ・パッド・グラパウ(ガパオ)などと一緒に食べます。シーフードには、シーフード専用のソースがあります!
日本(タイ人の目線)
私はなま物は食べないんですが、日本の定食が好きです!豚カツや天ぷらなどです。和食は「ご飯」を中心に「汁物」と「おかず」と「つけ物」の組み合わせが基本です。
和食は、身近にある季節の野菜や海産物、肉などのいろいろな食材を入れることを心がけると、自然と栄養バランスのよい食事になります。さらに、タイ人から見ると、日本のなま物(刺身など)は品質が高いと考えています。
和食は、自然に作られた食材を大切にしていると感じます。また、季節感も大事にしていて、それぞれに合った調理の工夫が見られます。そのため、そのままの素材の味がします。味をもっと濃くする必要はありません。タイのように、濃いソースをかけることはあまりありません。
タイと日本のフュージョン料理
タイに日本料理店が増えるにつれ、タイと日本のフュージョン料理も増えてきました!今回は3つのメニューを紹介したいと思います。
ヤムサーモン(サーモンスパイシーサラダ)
ヤムサーモン(サーモンスパイシーサラダ)
ヤムサーモンとは、鮭の刺身をシーフードソースと同じような味で和えたものです。このソースの調味料はナンプラーやライム、赤玉ねぎ、唐辛子、砂糖などです。「サーモンのスパイシーサラダ」とも呼ばれます。こちらのメニューはタイの味をもっと濃くするため、ソースを付ける文化と日本の生ものを食べる文化を合わせたメニューです!聞くとあまり合わないなあと思いますが、なんとなく似合います!
トムヤムクンラーメン
トムヤムクンラーメン
タイには、8番というラーメン屋さんがあります。こちらの店はトムヤムクンラーメンを販売しています。特徴は、麺は日本のもので、スープはタイのトムヤムクンという点です!
トムヤムクンとは、酸っぱくて辛い、スパイシーな香りがクセになるタイ料理です。飲むと辛いですが、いっぱいハーブが入っていますので、爽やかな感じがします!このスープはよくエビを入れます。エビのタイ語は「クン」なので、トムヤムクンと呼ばれています。ラーメンの麺は小麦粉で作られます。そして、「かん水」と呼ばれるアルカリ塩水溶液を加えて作ることが大きな特徴です。かん水を加えることで、独特のコシ、縮れが生まれます。個人的な感想としてはラーメンの麺は、柔らかすぎることも、硬すぎることもなく、ちょうど良い感じがします。トムヤムクンスープと一緒に召し上がったら、パーフェクトマッチです!
タイ風寿司
こちらのメニューは日本のお寿司を応用して作られました。日本の寿司とは一般に米飯などと主に魚介類を組み合わせた和食です。しょうゆとわさびを付けて食べます。タイ風寿司では、寿司の形をゴツゴツに見せるため、タイのもち米を使います。
タイ風寿司はタイの餅米で作られます。さらにタイ風の焼き魚やアカシア卵焼きと組み合わせることもあります。また、しょうゆではなくナムプリック・ガピ(えび風味のディップ)とナムチム・ジェーオ(唐辛子が効いたソース)のタレで一緒に食べるとすごく合います!味は特別でコピーできない気がします!
まとめ
タイが日本から影響を受けたことはたくさんありますが、一番は日本の食文化(和食)です。タイで「一番好きな料理は何ですか」と聞いてみると、80%以上の答えは日本料理です!タイのインフルエンサーたちは日本に来る時、よく和食レストランのレビュービデオを投稿しますので、現在タイで和食を知る人はより幅広くなりました。