日本とタイの就職活動の違い
新卒で入社してから、気づけばもう2ヶ月が経ちました。社会人生活にも少しずつ慣れてきましたが、大学生だった頃はまだ昨日のことのように感じます。
最近、就職活動について振り返る機会がありました。私はタイ出身ですが、日本の専門学校と大学を卒業したため、タイでの就職活動を実際に経験したことはありません。しかし、情報を調べたり、タイの友人たちと話したりする中で、日本とタイの就職活動には大きな違いがあると感じました。
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日本の就職活動は本当に大変だった!
日本では「新卒一括採用」という独特な制度があり、多くの学生が大学卒業の約1年前から就職活動を始めます。企業説明会への参加、自己分析、業界研究、企業研究に加え、エントリーシートの作成、SPIや玉手箱などの適性検査、グループディスカッション、そして複数回の面接を受けなければなりません。
私自身も何十社もエントリーし、そのたびにエントリーシートを書き、面接の準備をしていました。同じような質問に何度も答えながら、「本当にこれでいいのだろうか」と悩むこともありました。正直、とても大変でした。
留学生にとってSPIは就職試験というより日本語試験だった
SPIには言語分野と非言語分野がありますが、留学生の私にとって最も苦労したのは言語問題です。日本語で大学生活を送っていたとはいえ、漢字は今でも苦手です。四字熟語や熟語の意味、語句の使い方などを問われる問題を見るたびに、「これは本当に新卒採用の試験なの?」と思ってしまうほどでした。
日本人の友人たちもSPI対策をしていましたが、私の場合は日本語そのものがハードルでした。問題の意味を理解するだけで時間がかかることもあり、制限時間との戦いでした。
もちろん、数学や論理問題などの非言語分野は比較的取り組みやすかったのですが、それでも日本語で出題されるため、問題文を正確に理解しなければなりません。SPIの参考書を何冊も解き、分からない漢字を調べながら勉強した日々を今でも覚えています。
タイの就職活動はもっとシンプル
一方、タイでは日本ほど採用時期が集中していません。企業や職種によって異なりますが、年間を通して採用を行うケースが一般的です。卒業の2〜3か月前から就職活動を始める学生が多いと聞きました。
また、選考プロセスも日本と比べるとシンプルで、履歴書(Resume)と面接が中心です。その代わり、大学時代のインターンシップ経験が重視される傾向があります。実際に、インターンとして働いた企業から卒業後に正社員として採用されるケースも少なくありません。
なぜこんなに違うのだろう?
この違いの背景には、採用に対する考え方の違いがあるのかもしれません。日本では「ポテンシャル採用」が中心で、学生の将来性や人柄を重視します。一方、タイでは学生時代の経験や実務スキルが評価されることが多いようです。
振り返ってみると、私は就職活動を始めた当初、自分が将来何をしたいのかよく分かっていませんでした。しかし、自己分析や企業研究、面接を繰り返す中で、自分の強みや価値観について少しずつ理解できるようになりました。
就職活動は、単に仕事を探すためだけのものではありません。自分自身と向き合い、「どんな人生を送りたいのか」を考える貴重な機会でもあると思います。
日本とタイでは就職活動のスタイルが大きく異なりますが、どちらにもメリットとデメリットがあります。今回、両国の違いを知ることで、改めて日本の就職活動の特徴について考えることができました。
これから就職活動をする学生の皆さんにも、自分らしいキャリアを見つけてほしいと思います。

