千葉観光に欠かせない絶品グルメや癒しスポット!おすすめ銚子電鉄沿線コース
千葉県の東端である銚子市は、太平洋側にあるので、漁業が盛んです。全国第一の漁獲量で知られており、新鮮な海の幸が満載です。都心から2時間ほどの距離で、レトロな雰囲気が溢れる港町で散歩や、温泉を楽しめます。市内唯一の列車「銚子電鉄」に乗って、銚子の1日ゆるり旅はいかがでしょうか
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東京から銚子までのアクセス
一番簡単な交通手段は、東京駅で特急列車「しおさい号」が便利。銚子駅まで直通で、1時間50分ほどです。
おススメお得なきっぷ!銚子電鉄の1日乗車券
銚子電鉄はお得な弧廻手形(1日乗車券)を販売しています。発券当日に限り、銚子電鉄全線を乗り降り自由、指定されたお店やレストランで優待が用意されています。大人700円、小児350円の嬉しい値段で、列車内もしくは銚子駅を除く有人駅窓口でも購入することできます。
廃業危機のローカル線 銚子電鉄
外国人の私にとって、日本各地のローカル線はかなり魅力的です。レトロを感じる列車と周りの環境は、アニメなどでよく見られる「ザ・日本の印象」です。しかし、日本各地は高齢化に伴い、人口減少が起きています。ローカル線の廃線を余儀なくされ銚子電鉄もその一員です。地域にとってローカル線は、大きな役割を果たしています。銚子電鉄は名物のぬれ煎餅、記念乗車券、御朱印帳などをはじめ、線路の石などユニークな商品として販売し、地域の文化や観光振興に大きく貢献しています。
銚子電鉄には、駅ごとに独自の愛称があります。7駅のネーミングライツ(命名権)も販売したことがあります。「笠上黒生(かさがみくろはえ)駅」の命名権は頭髪育毛シャンプーを販売する会社が購入し「髪毛黒生(かみのけくろはえ)駅」となりました。車内放送、路線図にも既存駅名、愛称が反映されます。鉄道への支援策の一環とも思われます。
銚子駅の愛称「絶対にあきらめない」
銚子電鉄は台湾とも所縁があります。2017年4月、台湾鉄路管理局「蘇澳(すおう)線」との姉妹鉄道を締結しました。両鉄道共に首都から2時間程の距離に位置し、太平洋に面する漁港に通じる路線であり、共通点があります。
仲ノ町駅、観音駅 鮮度抜群の絶品海鮮丼ランチ
港町の銚子観光において、新鮮な魚介は必食です。食べないでは帰れません銚子駅か観音駅の辺りで、リーズナブルな値段で海鮮丼を食べられます。
地元の人もよく行く名店「浜めし」では、看板メニューの三色丼が絶品です!アツアツのご飯の上は、イクラをたっぷり載せて、厚切りマグロやブリがボリューム満点。漬物・味噌汁付きセットはなんと1600円でコスパ抜群!ですので、平日の朝でも開店後はすぐ満席になってしまう人気店。週末や休日なら並ぶ覚悟で行きましょう。
浜めし
住所:千葉県銚子市竹町1545-8
営業時間:9:00 〜 15:00
アクセス:銚子電鉄 「観音」駅から徒歩10分
海鮮以外では、銚子は醤油の生産地として知られています。仲ノ町駅のホームからは、列車や醤油工場を同時に見ることができ、初めて来たのに、懐かしさを感じます。
無人駅が多い銚子電鉄ですが、駅の外観は一見の価値あります。飯沼観音の近いにある観音駅は、古く見えますが、ヨーロッパの教会のような駅舎が印象的です。
本銚子駅 まるで緑のトンネル?
1日の平均乗車人員100人未満の本銚子駅も無人駅です。小さい待合室の中にはステンドガラスが飾ってあります。列車が緑に囲まれた駅を走り抜ける時は、まるで緑のトンネルです。ウクライナの絶景「恋のトンネル」に似てると言われています。
1時間にわずか1〜2本の列車運行
本数が少ないため、列車を見れるシーンは稀少価値あり
地元の人からの応援を込めたステンドガラス
列車の窓枠にも大正時代のような雰囲気が残る
銚子電鉄の列車はレトロでかわいく、車両は色んな個性的なラッピングされています。ネイビー色の「大正ロマン電車」は、車内に昔の広告看板が飾ってあります。タイムスリップしたかのような雰囲気で、米津玄師さんのMVもこの列車で撮影されたことがあります。
外川駅 映画のワンシーンのような100年歴史がある駅
銚子電鉄の終点駅、外川駅は大正12年(1923年)に建てられた木造駅です。時刻表は今でも手書きです。駅の出口から見ると、駅舎、列車、赤いポストのコラボは、まるで映画のワンシーンのようですね。
外川駅はよくドラマの撮影に使われます。木製の椅子で風情が溢れています。駅ノートにはお客さんからのメッセージもたくさんあり、中には台湾や海外からのメッセージも見られます。
まるで鉄道を応援してくれた人への返信かにも見える、外川駅の愛称は「ありがとう」です。駅の周りにも「ありがとう」が記されたところもあり、外川を訪れる際には是非探してみてください。
榊原豆腐店 老舗の豆乳プリン
外川駅から5分ほどのところに、明治42年(1909年)創業された榊原豆腐店があります。国産大豆を使用した豆乳プリンは、実は豆腐ですが、滑らかさはまさにプリンの命名です。豆乳の味が濃厚で、黒蜜やきな粉が加わってスイーツとしてぴったりです。卵不使用なのでアレルギーの方でも安心して食べれます。
榊原豆腐店
住所:千葉県銚子市外川町2-10927
営業時間:9:00 〜 18:00
アクセス:銚子電鉄 「外川」駅から徒歩5分
外川漁港の近くにある民家の景色
犬吠駅 海上安全を守る白い灯台
銚子半島最東端である犬吠埼灯台は、1874年、イギリス人技師ブラントンの設計で作られました。国の重要文化財にも指定されており、日本でも有数な登れる観光灯台として銚子のシンボルになっています。
灯台入り口の白いポストも写真スポットのひとつ
99段の階段を登った後に広がる、太平洋と君ヶ浜海岸の雄大な景色
犬吠埼灯台
住所:千葉県銚子市犬吠埼9576
営業時間:3月~9月 8:30~17:00* (GW 8/10~8/19) 8:30~17:30* 10月~2月 8:30~16:00* (入場は参観終了時刻*の30分前まで)
アクセス:銚子電鉄 「犬吠」駅から徒歩10分
灯台の近くにある犬吠テラステラスは、レストラン、カフェ、物産店がある複合施設で、ゆっくり休憩できます。
2階の休憩エリアで、海を見ながらコーヒー飲むは最高の贅沢
お土産ショップには、千葉県や銚子の食品をはじめ、灯台をイメージする記念品もたくさん販売されています。
犬吠テラステラス
住所:千葉県銚子市犬吠埼9575-2
営業時間:10:00~17:00
アクセス:銚子電鉄 「犬吠」駅から徒歩7分
灯台の側には遊歩道があり、ゆっくり君ヶ浜海岸で散歩や夕日を観覧できます。
犬吠埼は温泉もありますので、旅館に泊まったら、ゆっくり過ごせます。都心からわずか2時間で、グルメ、レトロ感が溢れる非日常を味わえる港町。魅力度満点の銚子を休日観光に是非いかがですか。