日本はアジアのスイーツ天国! 外国人が圧倒された日本の3つのお菓子文化
日本に住む外国人として、私が日本に滞在する理由のひとつは、いたるところで驚くほどバラエティに富んだ質の高いスイーツが手に入ることです。和菓子に限らず、ケーキやスーパーのお菓子なども世界で高く評価されています。最近注目されたニュースは日本のパティシエがフランスを抜き、世界的に権威のある賞「クープ・デュ・モンド」を受賞したことです。
今回の記事は、日本のスイーツが私のような外国人にとって、いかに大きな魅力であるかを紹介したいです。
Table of Contents
外国人から見た日本の3大菓子文化
1. 和菓子
このカテゴリーに関しては、和菓子はすでに世界的に有名なので、あまり説明の必要はないと思います。長い歴史と格調高い職人文化が和菓子の象徴です。外国人の旅行者にとって、出来たての和菓子を茶室で味わうというのは、心に残る魅力的な体験のひとつです。
御菓子司 塩芳軒(京都)
2. 洋菓子
洋菓子は日本発祥ではないため、観光客にアピールすることは通常ありません。しかし、長い歴史の中で、日本は独自の洋菓子を作り上げてきたともいえます。
例えば、16世紀にポルトガルのカステラが長崎に伝わって以来、カステラは長崎を訪れれば誰もが買う名物となりました。
もうひとつ例を挙げるとすれば、なんといってもいちごのショートケーキです。日本ではクリスマスは国民の祝日ではありませんが、ショーケースに並べられた白と赤のデコレーションケーキは、まさにクリスマスをイメージさせます。日本に来て初めてのクリスマス、私はクリスマス用のショートケーキの予約を受け付ける店の多さに圧倒されました。この2つの洋菓子はいずれも、日本文化の一部となっています。
また、日本のパティシエの技術レベルの高さも強調したいです。
前述したように、最近、日本はフランスを抜いてクープ・デュ・モンドという権威あるパティスリーのコンクールで優勝しました。 16年ぶりとはいえ、過去データを見ると、日本の快挙は目を見張るものがあります。
国別メダル獲得数 (1989-2023)
出典:https://www.cdmp-japan.jp/result/
TOP4のメダル詳細 (1989-2023)
出典:https://www.cdmp-japan.jp/result/
グラフを見ると、日本が獲得したメダルの数は他のどの国よりも多いです。ベルギーやイタリアのような高級チョコレートやお菓子で有名な国でも、日本の受賞数には勝てません。
このデータは、日本の洋食が世界中のプロフェッショナルから高く評価されていることを示しています。日本は2位だから大したことはない、という意見も多いかもしれませんが、年間を通じて安定しているということは、受賞は一度限りの勝負運で得たものではありません。
この記録を見る限り、日本は世界の一流スイーツ天国に、アジアで最も近いと言えるでしょう。個人的には、まだフランスに行く機会はありませんが、日本のパティスリーの質の高さには感動を覚えます。
パティスリーエス(京都)のミルフィーユ
3. スーパーマーケットのスイーツ
最後になりますが、スーパーマーケットのお菓子も観光客に大人気です。
代表的な例はキットカットです。キットカットは世界中で人気のお菓子で、日本ではいろいろな限定商品があるので、お土産にいろいろな味のキットカットのパックを持った外国人を見かけるのは珍しくありません。
キットカットに限らず、日本のお菓子は外国人の注目を集めます。このマーケットは大きな需要があるため、日本のお菓子の定期購入サービスを提供するオンラインショップも多数存在します。例えば、TokyoTreatは毎月、ユニークな日本のお菓子を選んで、海外に送ってくれるサビースです。トピックが非常にニッチであるにもかかわらず、インスタグラムのアカウントは世界中から37万人以上のフォロワーがいます。
以上のようなカテゴリーから、日本のスイーツについて考えてみたところ、本当に魅力があるのにプロモーションが足りていないのではないかと思いました。 和菓子には日本人のこだわりを感じますし、和菓子に限らず、洋菓子のようなジャンルのものでも、パティシエが総力を挙げてオリジナルのものを作り出します。もし私の友人が日本で何をするべきか尋ねてきたら、私は間違いなく和菓子や日本の洋菓子を食べに連れて行きます。