東京で社員食堂を訪れ、日本の職場の雰囲気を感じながらグルメを楽しむ
日本国内外問わず、大企業のオフィスの中にレストランが設置されていることがよくあります。日本では近年、様々な企業が一般の人も利用できる社員食堂を営んでいます。今回は、東京にある一般利用可能な社員食堂を訪れます。美味しいランチを楽しみながら日本の職場の様子を近くに感じられるので、日本での暮らしに興味がある外国人旅行者におすすめをしたいと思います!
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「社食堂」で日本の建築事務所をのぞいてみた
東京ジャーミイの近くにあり、代々木上原駅から徒歩約8分で社食堂に着きます。 半地下にあるようなこの広々とした空間は、「SUPPOSE DESIGN OFFICE」と呼ばれる建築設計事務所で、同じ空間に従業員向けのカフェテリアもあり、一般の人でもここで料理を注文して食事を楽しむことができます。
建築設計事務所に食堂を併設し、家庭料理的な定食などを提供する理由の一つは、従業員の食生活とワークバランスを重視しているためです。ここでは、旬の食材を使った定食、魚の定食、肉の定食などを提供し、ご飯、スープとおかず3種類付きの定食が約1,100円で食べられます。
また、この本来従業員向けの食堂を一般公開することで、近隣の住民がコーヒーを飲みながら午後の日差しを楽しんだり、誰もが気軽にランチを楽しんだりできるようにという想いがあるようです。
ここで提供されている食事の種類は多様で、前述の日替わりの定食の他に、キーマカレー、ふわふわ卵の親子丼、海鮮丼などがあります。今回注文したサポーズカレーがとても人気で、家庭用のカレー調理パッケージもここで購入できます!
食事のほか、パウンドケーキやアイスクリームなどのデザートもあり、特におすすめしたいのはレモンパウンドケーキです。濃厚な味わいが一口を食べると忘れられず、ドリンクセットのコーヒーとの相性も抜群です。
食事を楽しみながら、向こう側の仕事場の景色も眺めて、日本の建築設計事務所の一部を垣間見ることができます。また、食堂のエントランス側には、デザインやアートに関する本や、厳選された産地直販の食品などが展示されており、楽しい食事の後に購入することができます。
代々木上原にある東京ジャーミイを訪れた後は、社食堂に来て食事をしながらひと休みを取るのが良さそうです。社食堂は一般の方も直接入店することが可能なので、外国人旅行者にとっても入店のハードルが低いと思います。
社食堂
住所:東京都渋谷区大山町18-23 B1F
時間:11:00〜21:00(日曜日・祝日定休)
アクセス:代代木上原駅南口から徒歩約8分
行政法人の「JICA食堂」で多国籍料理を楽しもう
JICAの正式名称は国際協力機構で、日本政府が開発途上国を支援し、関連業務の調整を支援する独立行政法人です。国際協力機構の東京国際センター事務所は、京王新線新宿からわずか2駅の幡ヶ谷駅の近くにあります。
入館後、右側のカウンターで体温を測り、食堂利用の旨を伝えて名前を書いたら外来者のバッジをもらえます。退館時にはこのバッジを返却します。そして、階段を下りて地下1階に行くと、すぐに一般利用が可能な食堂が見えます。
カレーやラーメンなどの定番の和食のほか、ハラール認定の食事もたくさんあります。 また、A、B、Cの日替わり定食も選べます。 A定食は多国の料理と日本料理をアレンジした料理、B定食は日本の家庭料理的な食事、C定食は多国籍料理のメニューで、週替わりで一つの国の料理が選定され、公式サイトにも紹介されています。
上の写真はある日のC定食です。カンボジア風豚肉定食はレモングラスで味付けされており、さわやかで美味しかったです。レタスサラダなどの野菜もついているので、栄養バランスのとれた美味しい食事でした。
他の日のC定食はインドネシアのナシゴレン(インドネシア風焼き飯)で、これもボリュームたっぷりで美味しかったです。 各定食セットにはサラダとスープが含まれており、値段は600円程度です。
広々とした食堂スペースに座り、一面ガラス窓のため、外の緑も一望できます。
JICAの食堂は、代々木上原散策の寄り道スポットとしても良いし、東京で手頃な値段で多国籍料理を食べてみたい方にもおすすめです。ここのメニューには英語も付いているので、外国人旅行者にとっての入店ハードルも高くないでしょう。
JICA食堂(JICA東京センター)
住所:東京都渋谷区西原2-49-5
時間:平日・土日祝11:30~14:00、18:00〜20:00
アクセス:京王新線幡ヶ谷駅南口から徒歩約8分
JICA食堂週間メニュー