オリンピックの聖地、国立競技場の見学ツアーに行ってみた
2021年夏に開催された「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」、メイン会場として使用された「国立競技場」。当時、コロナの影響で無観客となっていたので、2022年4月からスタジアムツアーが始まりました。参加すれば、トラック、プレスゾーンなど通常は立ち入れないエリアを見学することができます。今回は、スタジアムツアーに参加して、見どころを紹介したいと思います。
Table of Contents
スタジアムツアーのチケット購入方法は?
国立競技場スタジアムツアーのチケットは公式ホームページで購入可能です。枠に空きがある場合は、当日券も外苑門側Eゲート前チケットカウンターにて販売されています。
参加費 大人:1,400円(税込)/高校生以下: 800円(税込)
※未就学児は2名まで同伴可能(無料)です。
実際に潜入!国立競技場スタジアムツアー
競技場の外観はスギの縦格子で覆われて、日本らしさを感じられます。入場する前、まずは国立競技場のシンボル、モニュメントの前で記念撮影しましょう!
オンラインで事前購入されたモバイルチケットを準備して、予定時間に集合します。滞在時間が制限されてないので、急がなくてもゆっくり見学できます。
入場ゲートを通り抜けると展望デッキに到着、全体を見渡せるビュースポットでした。テレビで見た、広いスタジアムが目の前に現れます。世界中でも有名な建築家・隈研吾さんが設計されたこの会場には、約6.8万席あります。隈研吾さんが設計された施設は他にも、高輪ゲートウェイ駅、浅草文化観光センター、サニーヒルズ表参道店など、観光客に馴染み深いスポットが数多くあります。
「森の木漏れ日」をコンセプトにした観客席は迫力があり、アースカラーで構成されています。噂の通り、観客が一人もいないのに、満員のように見えます。
木材を多く使用した屋根の裏側は、さらに日本らしい繊細さを感じられます。客席はグラデーションのように、環境と調和する演出がされています。
建物以外にもフォトスポットがたくさんあります。
トラックとフィールドエリアにスターティングブロックとハードルを設置しています。これは実際にオリンピックで使用されたようです。スマホ乗り台が用意されているので、自撮りも可能です。アスリートのようにトラックで走って、フィールドエリアから客席を見るのは、貴重な体験です。
芝生には入れませんが、芝生の一部は自由に乗っても◎です。実際に乗ったら、心地良いです!
フラッシュインタビューゾーンは、普段選手や監督など関係者しか入れないエリアです。スタジアムツアーでも見学可能です。
書道家・青柳美扇さんの作品がウォールになっています。外国人観光客にとって、日本らしさとアジアらしさを感じるフォトスポットではないでしょうか。ツアー客の集合写真にもピッタリです。
実際に使用された聖火リレートーチが展示されています。
オリンピックの表彰台が設置され、選手気分で表彰台の上で記念撮影ができます。
選手専用のロッカールームも公開されています。こちらも木材を使用し、明るく洗練されたデザインとなっています。
フラッシュインタビューゾーンの奥には、日本人選手だけではなく、世界各国の陸上競技選手のサインが書き残されたサインウォールがあります。
国立競技場のアクセス
住所:東京都新宿区霞ヶ丘町10-1
アクセス:JR総武線「千駄ヶ谷」、「信濃町」駅から徒歩5分/都営大江戸線 「国立競技場」駅A2出口から徒歩1分/東京メトロ銀座線「外苑前」駅3番出口から徒歩9分
まとめ
ということで、ゆっくりと見て写真撮影して、1時間ほどで回れました。スタジアムツアーでしか体験できない貴重な経験がいっぱいで、建築ファンでもオリンピックファンでも充分楽しめるスポットではないでしょうか。