美味しい日本のバターに魅了された日々
在宅時間の変化をきっかけに、自ら料理する機会や重要度が増しました。そんな在宅生活の中で、普段より少し高級な食材を使って料理をすると、短期間の癒し効果をもたらすことがあるんですね〜
日本では牛乳やバターなどの乳製品が豊富で、国内市場ではバターの需要が高く、全国で販売されている有名なバター製品に加えて、北海道や東北地方の牧場や工房で生産されていないバター製品もあります。 自然環境や製造工程の違いにより、バターの味と香りも変わります。今回は、いくつかのバター製品を購入し、自宅で簡単な料理を作ってみました。
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雪印北海道バター
日本で有名なバター製品といえば、雪印メグミルクの雪印北海道バターが間違いなく知名度が高いです。日本国内のスーパーやコンビニだけではなく、台湾でもよく見かけます。 雪印北海道バターは、有塩、食塩不使用と発酵バターの3種類があり、長年にわたり愛されるコスパも抜群のバター製品だと思われます。
雪印北海道バターの有塩バターはトーストに適しており、肉や魚料理の調理にもよく使われます。 調理をもっと便利にしたい場合は、切れ目がある製品を購入することもおすすめします。
パンにおいしいよつ葉バター
よつ葉乳業のバター製品は、各地のスーパーでも販売されています。スタンダードな箱入りの有塩バターのほか、パンに合うように開発されたこのプラスチック容器入りバターは、100%北海道産の生乳で作られています。製造過程で生クリーム状に泡立てられるので、通常のバターよりも、よく口の中でとろけて、ミルクの優しい風味が感じられます。また、ホイップバターに近い風合いなので、トーストやパンに塗りやすい印象です。
カルピス(株)特撰バター
カルピス社が開発した特撰バターは1942年に発売されました。カルピス飲料の製造過程で生乳から乳脂肪分を分離する必要があったため、その乳脂肪分をバターにすることが可能になりました。 当時、特撰バターの流通が少なかったので、「幻のバター」とも呼ばれていました。 現在は日本各地のスーパーでも購入できます。
特撰バターはミルク本来の白さをしており、クリーミーな味わいで爽やかな後味があります。有塩の特撰バターは幅広く使用され、食塩不使用の特撰バターはケーキやお菓子作りにもよく使われます。
小岩井純良バター
小岩井乳製品株式会社が発売した小岩井純良バターは、1902年に発売されました。生クリームの段階で乳酸菌を添加し、長時間発酵させることで、濃厚なクリーミーな味わいで、牧草のような香りも感じられます。食パンとクロワッサンとの相性が抜群です。ガラス瓶に入った発酵バターは自宅用だけではなくミニギフトとしても良さそうです。
北海道厚別牧場バター
1958年に製造開始した北海道厚別牧場バターは、100%の北海道生乳を使用した新札幌乳業の製品。安定剤や保存料を一切使用せず、保存期間は約3ヶ月で、牛乳のコクがあるのが特徴の一つです。 プラスチック容器入りのバターも使い勝手が良く、札幌の大丸百貨店、新千歳空港、また一部の百貨店スーパーで購入できます。
トラピスト修道院 トラピストバター
北海道北斗市にはトラピストと呼ばれる修道院があり、このトラピストバターは、修道院独自の製酪工場で作られたものです。中世のフランスの修道院から受け継いだバターの製造方法を使用し、乳酸菌を加えて発酵させ、香り豊かにします。豊かで滑らかな味わいで、塩味が控えめなので、パンにのせると贅沢な味が感じられます。缶詰のバターは日本でも珍しく、東急百貨店や明治屋などのスーパーで購入できます。
自宅の料理生活で日本のバターを使ってみました
バターの定番の食べ方は、焼きたてのトーストにのせると良いでしょう。オーブンで2〜3分加熱したトーストに、解凍したバターを塗って朝食を楽しめます。また、10グラムのバターとトーストをプライパンに入れ、弱火で加熱することで、トーストの奥までバターがしみ込んで、喫茶店でよく見かける焼きバタートーストを自宅で完成できます!
また、甘酸っぱいジャムとバターの相性も良いです。いちごやブルーベリージャムを塗った後、食塩不使用のバターを細かく切って加えたり、午後の小腹を満たすには最適です。
卵黄入りのバターうどん
バターうどんの作り方もとても簡単です。材料は生うどん、卵、あげ玉、醤油とバターだけです。今回は食塩不使用のカルピス特撰バターを使用します。
うどんを茹で終わった後に、卵黄、あげ玉、バターなどの材料を入れて、適量の醤油を振りかけて仕上げます。卵黄とバターをうどんと混ぜると、卵の香りがたっぷり入った濃厚なバターうどんの完成です!
喫茶店のようなのホットケーキ
ホットケーキミックスを使って、喫茶店で食べたホットケーキのような味わいを再現したいと思います。卵、牛乳、バターを用意してから調理を開始します。
パッケージの裏にあるレシピの説明に従って、ホットケーキミックス、卵、ミルクをボウルに入れて軽く混ぜます。より厚く滑らかなホットケーキを作りたい場合は、混ぜながら大さじ1杯の溶かしたバターを加えます。 混ぜ合わせた材料をフライパンに入れて、弱火で両面3分間加熱したら、美味しいホットケーキが完成です。
バターに関する中国語(繁体字)と日本語
加鹽奶油(有塩バター)
通常はバターに1.5%塩分を加えるので、賞味期限も少し長めです。
未添加鹽的奶油( 食塩不使用バター)
作る工程で塩を加えていないバター製品です。
發酵奶油(発酵バター)
乳酸菌を加えて発酵させたもので、独特の甘くてコクのある味わいでやや酸味のある味わいです。
台湾の方が日本のバターに興味を持つ理由
日本では、バターのブランドが多く、大手ブランドだけではなく、地域限定の製品を含めて選択肢がたくさんあります。一方、台湾では食習慣から考慮すると、バターの需要量が限られます。台湾産バターもいくつかのブランドがありますが、日本やヨーロッパのブランドより認知度が高くないため、個人経営の洋菓子店や高級志向のケーキ屋など、わざわざ日本のバターを選んで使用する店も多数です。それがきっかけで、日本産バターの知名度がさらに高くなったので、自ら料理を作る時にも、日本のバターを使ってみたい人の需要が増えているように感じます。