秋の松本にぶらり、週末旅の始まりとグルメ探し
日本に住んで6年以上が経ち、長野県の郊外にも何回か行きましたが、松本駅で降りるのはなんと初めてです。今回は週末の1泊2日の旅行を企画し、JR特急列車に乗って松本でのんびりと過ごしたいと思います。まずは、1日目の松本市内の散策、美術館と松本民芸館、グルメ探しの様子を届けたいと思います。
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地元食材をたっぷり使った昼ご飯
松本駅で降り、荷物を預けてまずはお昼ご飯に行きます。たまたまGoogle Mapで見つけた「アルプスごはん」というお店は、フードユニット「つむぎや」として活動する料理研究家・金子健一さんが2017年にオープンした食堂です。地元の野菜を使いながら、生産者の想いを含めて伝えてくださる美味しいご飯を提供しています。
メニューは季節によって内容が変わりますが、おかずのプレートとご飯、汁物付きが定番です。この日では、自然栽培の長野県産大豆を使ったテンペ(熟成味噌付き)、安曇野産小倉大豆の炒め漬け、高野豆富のごま味噌和え、ハロウィンスウィートという品種のさつまいもなど、10種類以上の地元の食材を使い、発酵食品と調味料を取り入れたおかずを美味しくいただきました。
朝ごはんの時間帯では、松本一本ねぎの水餃子をいただけます
オーナーの金子さんは松本の色々なお店を教えてくださり、うつわ系の展示も詳しい方なので、旅行者にとってとても有用な情報を手に入れることができます!
隣の「栞日」にも行ってみました。ここはもともと商店だった建物をリノベーションした空間です。1階はレトロ感が溢れるカフェスペースで、2階はギャラリールームと本屋も併設しています。
秋の松本民芸館
アルプスごはんのオーナーさんからのおすすめで、午後にレンタサイクルを借りて「松本民芸館」に行ってみました。松本はもともと日本の民芸とゆかりが深いので、街中でも民芸に関するお店が多く見られます。松本民芸館は松本市の郊外のにあり、週末でも訪れる人が多くないので、館内でゆっくりと鑑賞できます。
ここでは、松本民芸運動の担い手の丸山太郎さんの収蔵品が並び、日本のものがメインで、世界各地から収集された品々も常時展示をしています。
なまこ壁の蔵造りの建物の中に、木箱、皿、壺、家具、当時の生活用品などが数百点展示されており、日本の民芸に興味のある方におすすめです。
民芸館の小さな庭を散策することもできます。ちょうど紅葉の時期で、とても美しかったです。
松本市の街散策
再び松本市の中心部に戻り、これから徒歩で回りたいと思います。松本の「中町通り」では蔵造りの建物が多く残り、昔ながらの工芸店もありつつ、新たな飲食店、お土産店もが並ぶ旅行者向け商店街のような感じです。
その中でも、「ちきりや」は代表的な工芸店の一つです。店内は少し狭いですが、日本各地の窯元の焼き物のほか、染物、かご、グラスなどが多く並び、民芸好きな方だけではなく、松本を訪れる方は一見する価値があると思います。
中町通りにある漆器屋の看板です
結構歩いたので、近くのカフェを探して「cafe Larch(カフェラーチ)」で一休みをしました。路地にある小さなお店で2階の席もあり、暖かい雰囲気のなかで美味しい焼き菓子をいただきました。
松本市美術館の隅々風景
晩御飯まで時間があるので、市内の大通り沿いにある「松本市美術館」に行ってみました。美術館前には草間彌生さんの作品も展示されていました。奥にある芝生広場から外を眺める風景が好きです。
美術館前でにある花壇を見つけました。秋の落ち葉の色調がとても美しく、思わずずっと眺めていました。この秋にみた紅葉風景の中で、とても印象的なシーンの一つになり、嬉しい気持ちでいっぱいです。
クラフトビールのある晩ご飯
旅の1日の中で和食を食べたら、次のご飯は洋食かエスニック系の料理を選ぶのが自分の決まりなので、「The Source Diner」というお店にやってきました。予約していなかったのですが、開店してすぐに入ったので、カウンターに座ることができました。
日本と海外のクラフトビールがたくさんあり、自分で冷蔵庫から選んで取ってくるスタイルなので気楽ですね。ここでは夜タイムは人気のハンバーガーを提供し、そのほかジャークスペアリブ、ハンバーグステーキ、パスタなども注文できます。
ソールズベリー・ステーキ(マッシュルームソース)を注文しました。すごくボリュームがあって、肉と濃厚なソースの相性が抜群で、私はもともと肉料理が大好きなので、「松本の食べ物、すごく美味しいわ!」と思った瞬間がきました!
夜の松本
ホテルに帰る途中、夜の松本を覗いてみました。街中はとても静かですが、昔ながらの建物と新しいお店が並び混ざる感じが新鮮で面白かったです。街の中に女鳥羽川という川が流れ、行き帰りの際に必ず小さな橋を渡ることも好きです。
今回の記事は、街全体を歩いて秋の風景を楽しみ、ぶらりとした旅行の風景をお届けしました。次回の記事は、松本旅の2日目の出会いと温泉地での新しい街づくりをお伝えします。
今回の寄り道スポット
Alps gohan(アルプスごはん)
住所:長野県松本市深志3丁目7-5
営業時間:8:00〜9:30、11:30~14:30(月火曜日定休)
アクセス:松本駅から徒歩約12分
松本民芸館
住所: 長野県松本市里山辺1313-1
営業時間:9:00〜17:00(月曜日休館)
ちきりや工芸店
住所: 長野県松本市中央3丁目4-18
営業時間:10:00〜17:30(火水曜日定休)
アクセス:松本駅から徒歩約13分
松本市美術館
住所:長野県松本市中央4丁目2-22
営業時間:9:00〜17:00(月曜日定休)
アクセス:松本駅から徒歩約16分
The Source Diner(ザ ソース ダイナー)
住所:長野県松本市大手4丁目8-17
営業時間:11:30〜14:00、18:00〜21:00(木曜日定休)
アクセス:松本駅から徒歩約14分